悲しきフェルナンド。

世界で最も売れたシングル、それはビング・クロスビーの「White Christmas」です。

1942年に初めて世に出たこの曲は、もうクリスマスソングのスタンダード中のスタンダードという感じで、誰もが知っている名曲ですよね。

まだ売り上げが正確に集計されていなかった時代なのですが、公式な記録では5000万枚。

ビング・クロスビーは1935年にも「Silent Night(きよしこの夜)」が3000万枚のメガヒット(ちなみに歴代3位の記録)を飛ばしており、クリスマスソングの王様とも言うか。

この2曲に割って入ったのがエルトン・ジョンの「Candle in the Wind 1997」で3300万枚。

同年に亡くなったダイアナ妃への追悼に為に作られたこの曲、文句なく90年代、世界で最も売れたシングルなのです。

次に売れたのがビル・ヘイリー&コメッツの「Rock Around the Clock」で2500万枚。

1954年に発表された曲ですが、この曲は「ロックンロール初のヒット曲」と言われた曲なのです。

昔、ポンキッキーズ見てた人は聴き覚えがあるかもしれないですね。

この曲がきっかけで、その後エルヴィス・プレスリーとかチャック・ベリーとか、有名なロックンロール歌手がどんどん出て来たんですよね。

そして次も有名ですがUSAフォー・アフリカの「We Are The World」が2000万枚。

言わずもがな、プロデュースはクインシー・ジョーンズ、作詞作曲マイケル・ジャクソンライオネル・リッチーで、45人のアメリカのスーパースターが集まって歌った奇跡の一曲ですよね。

トップ5はこんなメンツで、他に1000万枚以上売れた曲にはセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」とかホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」(共に1500万枚)」、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」、ヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A」(共に1200万枚)なんかがありますが、その中に坂本九さんの「上を向いて歩こう」もあるんですね。

向こうでは「Sukiyaki」という曲名で発売されたこの曲は今でもアジア圏の歌手で唯一の記録である「全米1位」の快挙を成し遂げた偉大な一曲なのです。

ちなみに1300万枚。その後海外に進出する日本人アーティストが沢山いましたが、誰一人としてこの記録に続く人がいないというのが、いかにあちらで成功する事が難しいかを物語っている気がします。

しかしこの「世界で売れたシングルランキング」を見てると、あまり日本では知名度が無さそうな曲もちらほら。

例えば1973年にテリー・ジャックスが発表した「Seasons In The Sun」(邦題・そよ風のバラード)という曲があります。

「そよ風のバラード」なんておかしな邦題が付いておりますが、歌詞の内容は「死ぬ間際に大切な人達への思いを語る」という暗い歌なのです。

全米で3週1位、1974年の年間2位、全世界の売り上げ1200万枚という超大ヒット曲なのですが、日本では殆どヒットせず、その知名度はサッパリなのですね。

典型的なスモール・イン・ジャパン、要するに海外ではメチャクチャ評価されてるのに日本では人気が今一歩な曲なんですね。

そういう曲をYouTubeとかで検索してみると、再生回数がめっちゃ多くてビックリすることがあります。